長期的に成功し続けたり、確実な目標達成を目指すのであれば、健康管理は必須です。
ひとくちに健康管理と言っても様々ありますが、やはり最も大切なのが「食事」だと言えるのではないでしょうか。
人間は基本的に食べ物からエネルギーを得て生きていますし、身体を構成している細胞も食べ物から作られます。
当然、質の高い食品を取り入れていれば、細胞も活き活きするでしょうし、結果的に身体全体のパフォーマンスも上がります。
反対に、栄養価の低いものや、身体にとって毒になるものを取り入れていれば、身体はどんどん劣化していき、パフォーマンスは下がっていく一方です。
毎日加工食品ばかり食べている人が、心身ともに健康、というのは基本的にありえません。
ただ、食事法の難しいところは「栄養価の高いものをむやみやたらに摂取しても健康になれない」ということです。「栄養過剰」によって逆に心身の健康を害することさえもありえます。
そして、忘れてはならないのが「毒素の無い食物はない」ということです。食べ物は大抵、毒と栄養が表裏一体になっています。
本記事では、そのような事も踏まえた上で私が15年以上かけてようやく辿り着いた食事法についてお伝えします。
もちろん、これが唯一の正解だ、なんて言うつもりは毛頭ありません。実際問題、食事法に決められた正解などないからです。世の中には、毎日青汁だけで健康を保てている位なので。。
ただ、誰かにとっての正解が、何かしらの”ヒント”になることはあるとは思います。参考程度にお読みいただければ幸いです。
食事法探索の旅
私は20代前半から、様々な食事法を試してきました。
現在40代前半ですが、本当に自分にとってベスト、と思える食事法が定まったのはここ数年の間です。
ですから、かなりの時間をかけて、様々な試行錯誤を繰り返してきたことになります。
参考までにこれまでに経験した食事法をざっと挙げますと、、、
メモ
・低脂質高たんぱく生活
・果物だけ生活
・玄米菜食
・1日2食健康法
・炭水化物オンリー生活
・肉だけ生活
・1日1食
結構色々試しました。
最初からダメなものもあれば、良い感じのもの、最初は良いけどだんだんイマイチになるもの、、、と、、色々でした。
1週間でギブアップしたもの(果物オンリー生活)もあるし、1年位続いたけど結局やめたもの、3年続けたもの、、様々です。
※ちなみに私は過去に食事法によって冷や汗モノの体験もしています→MEC食でチーズ食べ過ぎて危なかった話【つらい体験談】
食事法を変えると、わかりやすく体調が変化するので、私はそれが面白くて色々な食べ方の実験を繰り返していたのかもしれません。
現在では、もう完全に自分の食事パターンは決まっているのですが、今の型に落ち着くまでに約15年位かかりました。
随分長くかかったな、とは思いますが、食事法に関しては、個人差があまりに大きいです。
ある程度の情報はネットや本から取り入れられたとしても、後は実際にやってみてどうかを検証し続ける必要があり、どうしても時間がかかります。
では、私にとって今のところベストだと感じている食事法を最後にご紹介します。
私の食事法
まず、私は基本的に原則一日一食です。
日中は水分(水、コーヒー、お茶)のみで固形物は一切摂りません。これはかなり徹底しています。
その理由は単純で、下手に日中に食べると、眠くなったりだるくなったりして、明らかに集中力ややる気が低下するからです。
人間が生きていくためには、当然エネルギーが必要ですが、皮肉なもので、「食物の消化吸収」にこそ人間は多くのパワーを使います。
つまり、これから活動しようという時に食べてしまうと、そこに体力を奪われてしまうので、一気にパフォーマンスが落ちてしまうのです。
例えば、昼休みにランチを食べた後、冴えわたった頭でサクサク仕事の出来る人はいるでしょうか?
恐らく、ほとんどの人が、昼食後に眠くなったり、かったるなったりすると思います。
実はそれは当たり前のことなのです。
その時体は食べ物の消化作業に追われているのですから。
はい。確かにそういう方が多いかと思います。
しかし、そうなってしまうのにはちゃんとした理由があるのです。
二種類のエネルギー
よく、三大栄養素と言います。
その三つとは
人間の三大栄養素
脂質
糖質(炭水化物)
タンパク質
この三つのうち、人間がエネルギーとして活用できるのは「脂質」と「糖質」です。
本来であれば、人間はこの二つをどちらも活用できるのですが、残念なことに現代人のほとんどは普段「糖質」のみをエネルギー源として活動しています。
その証拠に、もし脂質をうまく活用できているならば、それはいつも我々の肉体に脂肪として蓄えられているわけですから、たかだか1食抜いたくらいでフラフラしたり、動けなくなったり、お腹が空いてどうしようもなくなったりはしないはずですね。
例えば、物凄く太った人が「お腹空いた~、、死にそう、、」なんてことが起きるわけがないのです。
なぜならその人の身体にはとんでもな量のエネルギーが脂肪というカタチで貯蔵されているのですから。
にもかかわらずたった数時間でエネルギー切れを起こしてしまうのは、紛れも無く、脂質が上手く使えていないからなのです。
糖質と脂質の性質の違い
ちなみに、脂質と糖質、いずれもエネルギー源なのですが、人間が体内に貯蔵できるカロリー量は両者で大きく違うのだそうです。
それも10倍以上。
糖質は体内に多くても1000kcalしか貯蔵できないのに対して、脂質は体内に脂肪というカタチで少なくとも数万kcalは貯蔵できるのです。
これが何を意味するかと言いますと、一日に必要なカロリーが個人差はあるが1600kcal~2200kcal程度だとした場合、現代人のような糖質依存状態にあると、少なくとも一日に2回以上は食事を摂らないといけない、ということになるのです。
逆に、もし脂質をうまいことエネルギーとして使える場合、一日一食でも余裕でいける、ということがおわかりいただけると思います。
実際、私も食事は夜寝る前にしか摂りませんが、基本的に「腹が減って死にそう」という感覚に陥ることはまずありません。
なぜなら、蓄えられた脂肪を自由に活用できるからです。
たまにテレビのニュースなんかで、山で遭難した人たちが、数週間何も食べずにいたにも関わらず、意外と元気な姿で生還する映像が流れていたりしますね。
あれはまさに、身体に蓄えられた脂肪を使ってエネルギーを生み出し、生き延びているということなのです。
人間(動物)というのは、数日間食べない位ですぐに死んだりはしません。
そういう時でもちゃんと生き延びられるような仕組みが体にはあるからです。、(動物の冬眠なんかはまさにそのおかげでできることです)
一日一食を可能にするためには、この「脂質」を最大限活用できる体に変化させなくてはいけません。
実際、これはすぐに出来ることではないのですが、多少時間を掛ければ、可能になることではあります。
私の場合は、徹底した断糖肉食生活を数年間送ることで、脂質代謝がスムーズに行える身体に変えていきました。
今でこそそれが当たり前ではありますが、ふと、昔を思い出してみると、朝も昼も食べずに全くもって平気でいられる(それどころか快調)というのはあり得ないことでした。
ただ、それも、最初はただの理屈(理論)でしかなかったことが、実体験を通して、紛れもない事実として確認されたということです。
やはり、何事も本当の意味で理解するためには、自分で体験しなくてはならないのだと思います。
一日一食が私にもたらしたもの
自分は一日一食だ、ということを誰かに言うと、9割方びっくりされます。
それと同時によくある反応が「それじゃあ、楽しみがないじゃない!」というものです。笑
確かに、食べるということは楽しみの一つです。人によっては、生きる唯一の楽しみとさえ言えるかもしれません。
しかし、私にとっては、そんな「楽しみ」を犠牲にしてでも一食生活を送り続ける有り余る理由があります。
一日一食のメリット
・使える時間が増える
・お金が節約できる
・体系が20代の時と変わらない。もしくは今の方がより良い身体になっている。
・疲れにくい
・頭が冴えている時間が一気に増える
・アンチエイジング
・ほとんど風邪を引かない
などなど、挙げればキリがありません。
まさに、人生を根底から変えてしまうパワーを持っているのです。
今から止める理由が見当たらないし、もしやめようものなら大袈裟じゃなく「俺が俺じゃなくなる」位の大事件と言えます。
私にとって、一日一食は、健康管理の一手法を超えて、人生そのものをより良くしていくためのものにまでなっているのです。
一日一食について語り出すと、止まらないので(笑)、次に、よくある質問で、「んで一体何を食べてるの?」というのがあるので、それを最後にご紹介します。
何を食べているか
毎日食べるものはほとんど変わりません。
基本的に
食べる食材
・肉
・魚
・野菜
・納豆
・卵
・玄米
・そば
だいたいこんな感じです。
そして、これらを基本「茹でて食べる」
なぜそうするかというと、「食べ物には必ず毒が含まれているからあく抜きをして~~」的な理論的なものもありますが、実際には感覚的なものです。
炒めたりして食べるよりも、明らかに茹でて食べた方が体調が良いのです。これも経験によって導き出されたものです。
先ほど挙げた食材の中で、最も重要なのが「肉」です。
これは脂質代謝を手に入れるために数年間行っていた「断糖肉食」の名残ではあるのですが、私は基本的に肉食です。それもかなり脂身を積極的に取ります。
そうしないと、エネルギーの持ちが悪く、少しずつ痩せていってしまいます。
脂質代謝の人間にとって脂身こそ欠かせないものなのです。
ある意味、主食=肉、と言う感じです。
加えて、緑系の野菜。生でも、加熱してもどちらでもいい感じです。
最近では、トマトも好んで食べています。これは別に栄養どうこうの話ではなく、単純に食べたいからなのですが。
そして、大体毎日食べるのが卵(2~3個)。
あとは、納豆も好きで食べています。
それからここ数年の間は炭水化物も摂っています。これは玄米ですね。
これも知識云々ではなく単純においしいからです。白米よりも断然おいしく感じます。
あと、そば。最近になって、うどん、パスタ、も適当に食べるようになりました。
食べる物に関しては以上のような感じです。
別に、特別なものは食べていませんし、サプリなんかも一切摂りません。
あくまでも、大抵どこでも手に入るものだけにしています。
あまり特殊な食材に頼ってしまうと、いざ手に入らなくなった時に困ってしまうからです。
まとめ
なんやかんやとダラダラと書いてしまいましたが、これでもかなり情報を押さえていますので、食事法に関してはまたいつか、別の記事で書いていければと思います。
ただ、一つ言えることは、食事法の合う合わないはかなり個人差があるのも事実です。
それは、遺伝的なものもあれば、後天的な習慣によるものもあるでしょう。
なんにせよ、もし食事法を試すのであれば、一気にすべてを変えてしまうのではなく、徐々に変化させていくのが一番良いと思います。
新しい食事法が例え正しいものだったとしても、突然の変化によって悪影響を感じることもあるからです。
ぜひ、無理のない範囲で、ご自身に合った食事法を見つけていってください。
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