
生きていく上で「自信を持つこと」は非常に重要です。なぜならば、自分を成長させたり、目標を達成するためには必ず「継続的な行動」が必要であり、その「継続的な行動」を支えてくれるのが「自信」だからです。
自信がなければ、たとえ頭の中に理想的な未来を描いたとしても、自分がそれを実現するイメージ湧かないため、必要な行動を継続することができません。
本記事では充実した人生を送るために必要な「真の自信」を手に入れる方法をご紹介します。
ここで言う「真の自信」とは、他人に勝つことによって得られるような脆い「まぼろしの自信」とは違う、自分の内側の世界で獲得する本当の自信のことです。
自信とは文字通り「自分を信じる」ということ。自分を信じるためにすべきことは非常に簡単です。それは「自分との約束を守ること」。ただそれだけです。

本記事の内容
自信を持つとは「自分との約束を守る」ということ|自信の意味
一般的に「自信」というと、他人との勝負に勝つことによって得られるもの、と捉えられている気がします。
ですから反対に、誰かとの勝負に負ければ「自信を失う」ということになるわけですが、本記事でお伝えする「真の自信」というものは、突然現れては消えるような幻のようなものではなく、もっと揺るぎない確実なものです。
何があっても失われることのない自信。
そんなものが本当にあるのか?と思うかもしれませんが、それを獲得しないことには「人生を懸けた目標」を成し遂げることは非常に難しいと言えます。
他人との比較によって得られる自信は簡単に消えてしまう幻想|上には上が必ずいる
『井の中の蛙大海を知らず』という言葉がありますが、人間というものはたとえそれが狭いコミュニティの中であっても、自分が一番になると「大きな自信を手に入れた」という感覚を持ちます。
しかし当然、それは狭い世界の中だけの話なので、一歩外に出れば必ず「上には上がいる」という体験をします。
そうなった時に、「他人との比較によって得たまぼろしの自信」を頼りに生きていた人間は、その瞬間に絶望を味わうことになり、それ以上前に進むことができなくなってしまうのです。
負け知らずの人間なんてほとんどいません。世界レベルで活躍しているような人間であっても、大抵は何度も敗北を乗り越えて、今のその地位を築いています。
彼らが持つ自信というのは、一度や二度の敗北で簡単に失われてしまうようなものではなく、もっと強固で揺るぎない「真の自信」なのです。
自信の意味は「自分自身を信用している」ということ
「自信」という言葉の本当の意味は、文字通り「自分を信じている」ということです。
あなたはいつもいつも嘘ばかり吐いている人を信用できますか?
当然答えは「ノー」だと思います。「約束を守る人」こそ信頼に値する人です。
この事は他人に対しては「当然のことだ」と誰もが思うかもしれません。しかし、いざ自分の事となると話が変わってきます。
「今年の抱負」をあなたは何回達成したでしょうか。甘いもの、お酒、タバコを控えると決意して、それを永遠に貫いているでしょうか?
そうです。ほとんどの人は「他人との約束」は必死で守ろうとしますが、「自分との約束」となるといとも簡単に”繰り返し”破ってしまっているのです。
そして、その積み重ねがある一定ラインを超えると、人は自分への信頼を完全に失い、何をやるにも「どうせおれには無理だから、、、」という後向きな感情を抱くようになっていきます。
約束を守ることは簡単|できない約束はするな
では、そんな「自信ゼロの後ろ向きな人間」にならないためにはどうすればいいのでしょうか。
その答えは非常にシンプルです。それは「自分との約束を確実に守り続けること」です。そうは言ってもそれが難しいんだよ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。
前項で、「我々は自分との約束を簡単に破ってしまう」と書きましたが、そうなってしまう原因は単純で「できもしない約束をしている」というただそれだけのことだからです。
つまり、ほとんどの人が勢いだけで無茶な約束を自分に課してしまっているということなのです。
絶対に超えられるハードルを何度も超えろ
そう考えていけばおのずと答えは見えてきます。自分との約束を100%守り続けるための方法は
絶対に守れる約束しかしない
ということになります。非常にシンプルですね。
このことさえ強く意識しておけば、もう二度と自分との約束を破ってしまうことはなくなります。
いくつか例を挙げてみますと、、、
毎朝5キロのランニングをするぞ!→とりあえず1ヶ月間は外に出て数分間歩くようにしよう毎日3時間ずつ英語の勉強をするぞ!→とりあえず1ヶ月間は毎日英語のテキストを開くようにしよう3ヶ月で10Kgやせてやる!→食べる量を10%減らしてみよう
といった感じで、自分と約束を交わす時は、「いや、、さすがにそれなら絶対できるわ!」というレベルのものにするということです。
ミリ単位の確実な成長がやがて揺るぎない自信となる
「そんな低いハードルを設定して何になるのか?そんなんじゃいつまで経っても前に進めないじゃないか?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
自分との約束を100%守り続けることによって、少しずつ「やればできる」という感覚がたしかなものとなり、やがては自分を完全に信じることができるようになっていきます。
そして、そうやって手に入れた自信は、ちょっとやそっとでは崩れない強固なものであり、いつのまにか「人生はすべて自分次第だ」と本気で思えるようになるのです。
これは、かなり不思議な感覚で、実現できるというたしかな根拠が無いような状況であってもそう強く信じることができます。
そして、その揺るぎない自信が「ブレのない継続的な行動」を生み出し、ほんとうに目標達成にどんどん近付いていくことができるようになるのです。
われわれは不安感をおぼえたり、他人との比較で劣等感を抱いたりすると、その焦りから余計なことをしてしまったり、基礎をおろそかにし小手先のテクニックに走ったりします。
自分の中に「真の自信」があれば、そのような回り道を選ぶことなく、目標まで一直線に突き進んでいくことができるでしょう。
まとめ
本記事の重要なポイントを最後にまとめます。
- 『自信を持つ』とは自分を信じるということ
- 他人に勝ることで得られる自信は幻想のようなもの
- 自分との「約束を守り続けること」で強固な「自信」という地盤が築かれる
- 「真の自信」が余計な思考を消し去り、ブレのない継続的な行動を生み出す
人生は確かに、「自分の外の世界」に存在する『他人』との関わりによって成り立っている部分もありますが、最終的にはいかにして「自分の中の世界」を充実させていくかがカギだとわたしは考えています。
他人を変えることは非常に難しいですが、自分を変えることは自分次第でどうにでもなります。そして、自分の内的世界が変われば自ずと外の世界も大きく変化していくのです。
なんだかスピリチュアル系の話のように聞こえるかもしれませんが、これは揺るぎない事実です。
いかにして、外の世界の雑音に惑わされずに、自分なりのペースで着実に成長していくか。「充実した人生を送りたい」と願うすべての人間にとって、非常に重要なテーマだと思います。
