人間生きていれば「孤独な時期」というものもあるでしょう。意図してそうなる場合あるでしょうし、知らぬ間にそんな状況になっていたということもあるかもしれません。
しかし、その状況はある意味ではチャンスです。
人間、群れながら大きく成長することはありません。なぜなら、人は周りの人間の影響を強く受けるからです。
成功者だらけの群れの中にいるのなら別ですが、そうでないのなら、あなたのレベルは周りの人間と似たりよったりになっているはずです。
もしただの凡人が、今の自分を変えて成功を目指すのなら、徹底的に孤独になるべきです。
というよりも、孤独にならずに成功するのはかなり難しいはずです。
アニメドラゴンボールの「精神と時の部屋」の中での修行のように、ある一定期間完全に外界(一般社会)から距離をとって孤独になり、その間に集中的に自己を磨くことによって、その後の人生は大きく変わっていくのです。
現在、会社を辞め、人間関係をほぼ100%断捨離した引きこもり生活を数カ月間続けている私が、今感じていることも交えて「孤独な時期を作る重要性」についてお伝えしたいと思います。
本記事の内容
人生は孤独な時期を経ずして飛躍しない
凡人が凡人同士で群れて生きている限り、そこから大きく飛躍することはありえません。
群れというのは、安心感もある反面、ただの足の引っ張りあいになる傾向があるからです。あなたが心地良いと感じる相手は、大抵あなたと同レベルの人間のはずです。
もし仮に、凡人グループの中で、何か新しいことに挑戦して成功を目指す、なんて奴が出てきたら、恐らく、あれこれ言われて足を引っ張られるでしょう。
なぜなら、何もせずにのほほんと暮らす凡人にとって、身近にいる進化しようとする人間というのは、自分を否定する存在だからです。
例えば、仕事終わりに仲の良い同僚などを飲みに誘った時、相手に「ちょっと勉強あるから帰るわ」と言われようものなら、「お前が勉強??何いってんだよ」と否定されるか馬鹿にされるでしょう。しかし、その裏では「勉強せずに飲んでばかりいる自分」に危機感を感じてしまうのです。
それで、「じゃあ俺も勉強するか!」となればいいのですが、決してそうはならず、相手に対して「そんな努力しても無駄だ」というような足を引っ張るようなマイナスな発言をして、自分を正当化しようとするのです。
周りの人間の平均レベル=あなたのレベル
「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、これはまさに真実でしょう。
社長と平社員が仲良くつるんでいる、なんてことはまずありません。(実際には、釣りバカ日誌くらいのもんです)
よく「周りの人間の年収の平均があなたの年収」というように、基本的に人間は同レベル同士でつるむものなのです。
ですから、「これからどデカく成功したい」と心の中で思っていても、今まで通りの心地の良い群れの中に身をおいていたら、絶対に成功できないわけです。
とは言うものの、実際には、本気で成功を目指し始めたのなら必ず「その群れにいることが不快に感じるようになる」はずです。もし仮にそういう感覚になっていないのなら、あなたの気持ちはまだ全然本気ではないということになります。
孤独だということはすべての時間を自分のために使えるということ
孤独が成長のチャンスである一番の理由は「人付き合いに時間を使わないで済む」ということです。
週末に友人に誘われて飲みに行った場合、お金はもちろんですが、多くの時間を浪費することになります。仮に終電を逃し飲み明かそうものなら、翌日の休みも丸つぶれになります。
孤独になれば、そういった時間の無駄は皆無となり、余った時間はすべて自己成長のために使えるわけです。
そんな有意義な孤独の日々を積み重ねていけば、やがてあなたは周りの人間とはまったく別次元の人間になることができます。
人生においてどれだけ成功出来るかは、基本的には自分のレベルで決まるわけですから、誰にも煩わされることのなく自己研鑽に集中できる「孤独な時期」というのは、決して寂しいものでも、暗黒の時期でもなく、非常に有意義な貴重な時間だと言えるのです。
成功者は群れずに孤独に努力するものに興味を持つ
人間、誰からも教わらずに成長し続けるのは非常に難しいです。しかし、だからといって、いきなり成功者に近付いていって何かを教わろうなんていうのは、かなり厚かましい話です。
成功者というのは「時間」というものに対する考え方が凡人とは全く違います。「お金より時間」という位、時間に対してシビアです。
ですから、手っ取り早く成功したい、ただ稼ぎたいから、という理由で近付いてくる人間にわざわざ時間を使う事はありません。
成功者は、人を見抜く力がありますから「ああこいつはただ自分を利用しようとしているな」とすぐにわかってしまうのです。
しかしその反面、成功者は常に見どころのありそうな人間を探していたりします。本気で成長したい、と孤軍奮闘している人間を助けたいという思いがあるのです。
同時に、自分が成功した方法を教えることで、その方法が本当に再現性があるのかを試したいという気持ちもあるようです。
成功者に教わる前に、独力でプチ成功を収めなくてはいけない
成功者に直接教わることで、自分だけで成功を目指すよりも圧倒的に早く大きく成長できるのは事実です。
ですが、成功者に見込まれないことには、それは実現しません。
ですから、ある程度のレベルまでは孤独に自力で這い上がり、その努力を認めてもらう必要があるのです。
無駄なことに時間を使わず、本気で努力し自分なりの試行錯誤で這い上がろうとする自立した者にのみ、成功者は救いの手を差し伸べます。
もし、そのへんのどこにでもいるような凡人に大して「成功させてあげる」と近付いてくる人間がいたら、その人間はただ相手を食い物にしようとしているだけです。成功を夢見る凡人をお金儲けの道具にいようとしている「エセ成功者」です。
そう考えると、詐欺に引っかかるような人間というのは、他力本願であり、簡単に成功を手に入れようとしてる人間ばかりですから、ある意味それは自業自得だと言えるでしょう。
自力で成功を掴み取ろうと、孤独になって努力するものが、詐欺に引っかかることはまずありません。
孤独→成長→出会い→孤独→成長→出会いのサイクルで成長し続ける
果てしない成功を求める人間というのは、人間関係がフェーズごとにどんどん入れかわって行きます。
ある一定期間仲の良かった人とも、自分が成長することによってだんだん波長が合わなくなります。そうなったっら、別れの時は近いです。
そこで再び一旦孤独になり、独力で成長し、その大きく成長した自分の波長に合う人とまた新たに出会います。
そうして向上心が尽きるまで、様々な人との交流を通して自己を高めていきます。
よく大資産家は孤独だと言いますが、誰よりも高みを目指してきた方々なわけですから、そうなってしまうのもある意味では当然のことなのかもしれません。
自分自身の価値が高まり過ぎると、それ目当てで寄って来る人間が大半になります。そうなってくると、もはや誰も信じられなくなります。
信じられるのは、まだ成功していない時から変わらず支えてくれた妻と、肉親のみ。そんな話は良く聞きます。
まとめ
今回の記事は、やや脱線しながら「人生における孤独な時期の本当の価値」についてお伝えしました。
誰しもが成功を求めているわけではないとは思いますが、もしいまあなたがどうしようもなく孤独で苦しい、というのなら、少し考え方を変えて、自己研鑽に没頭してみるのも良いのではないかと思い、この記事を書きました。
世の中には、自分の成長のために自ら望んで孤独になろうとする人間がいる位「孤独でいられる時間」というのは本来は非常に貴重なものです。
せっかくそんな「ラッキーな」状況にいるわけですから、どうせなら楽しく充実させませんか?
わたしはまだまだ道半ばで、今現在孤独な時期ですが、しばらくの間はこの感じで続けて、ある程度スキルアップしたらまた新しい誰かと交流する予定です。
その時出会える人がどんな人になるかは、今の自分の過ごし方次第。そう思って、その日を楽しみに毎日孤独に引きこもって静かに過ごしています。
ちょっと久しぶりに、趣旨の見えにくいまとまりのない記事になってしまいましたが、たまには良いでしょう(笑)
最後までお読みいただきましてありがとうございました。