
でもなんか面倒くさいな。地味だし。
写経はやった方がいいのか、本当に効果があるのかを知りたい。
そんな方のための記事です。
本記事の内容
- 写経の効果は様々
- PCを使った写経トレーニングの具体的な手順
- ライティングのプロを目指すなら写経は必須
- 写経は基礎体力作りのようなもの
- 写経は一生続けるつもりで習慣化すべし
※この記事を書いている私は、ブログ歴3ヶ月弱の新人ブロガーです。これまでで2000~5000文字程度の記事を80記事投稿しました。
あまり苦労せずに良いペースで書けている理由はずばり、ブログ開始以前から「写経」をやっていたからです。その経験からお伝えします。
本記事の内容
写経の効果は様々
写経というのは元々、仏教の修行の一つで、経典を書き写すことを意味します。
ライティング力をアップさせる方法、とネット検索をすると、「ライティング力アップには写経がおすすめ」という記事が結構あります。これは、コピーライターさんなんかがよく取り入れている「王道の訓練法」です。
「写経」と聞くと「ん、、?筆で書き写すのか、、?」と思ってしまうかもしれませんが、実際には普通のペンであったり、PCでタイプして文章を写します。
わたしも、数ヶ月前(このブログを始める前)にそれを知り、とりあえず毎日の日課のような感覚で「ブログの写経」を始めました。
楽器の練習でコピーやカバーをするのと同じ感覚
私の場合、最初から「写経には絶対に効果がある」という確信を持って始めました。
なぜなら、私は元々プロミュージシャンで、「真似をする事(コピー)」の重要性を知っていたからです。
恐らくプロミュージシャンで「楽曲のコピー」をしたことがない、という人はほとんどいないでしょう。
それくらい、「当たり前に必要」な練習方法です。
写経の効果
私自身まだブログ歴3ヶ月弱ですから、写経の本当の効果はまだ出ていないかもしれませんが、それでも実感していることがいくつかあります。
- ライティングに抵抗が無くなった
- 単純に書くスピードが倍以上になった
- ブログの「文字装飾の仕方」が学べた
一つ一つ説明します。
ライティングに抵抗が無くなった
普通の日記のような文章であればそこまで抵抗なく書けたとしても、人に何かを伝えたり、わかりやすく説明したりというのは、なかなか難しいものです。
私自身これまで、仕事でも文章を書くような事はほとんどなかったので、正直全く自信はありませんでしたが、写経を毎日続けていく中でそこまで抵抗なく記事を書けるようになりました。
と言っても、現時点ではまだまだのレベルですが、今後年単位で写経を続けていけば、様々なスタイルで読みやすくわかりやすい文章がスラスラと書けるようになるだろうと確信しています。
単純に書くスピードが倍以上になった
これはまあ、当たり前といえば当たり前なのですが、単純にタイピングのスピードが上がりました。
もちろんタイピングだけの話ではなく、ライティング力も多少向上しているので、数千文字の記事がスラスラと短時間で書けるようになっています。
頭の中にいくら良いアイデアがあっても、それをスムーズに文章化できなければ、それは大きなストレスになります。
ブログは継続が命だとは思いますが、継続のコツは、出来る限りノンストレスで苦しまずに作業することです。
文字を打つことに必要以上の負担を感じてしまうと、早々に挫折してしまう可能性があります。
そういった意味でも、写経の練習によって執筆作業の負担が大幅に軽減するので、ブログの挫折を防ぐことができ、結果的に成功する確率も上がっていくのではないかと思います。
ブログの装飾の仕方が学べた
ブログライティングには、通常のライティングとはまた違った工夫が必要です。
特に大切なのが、「見やすさ、読みやすさ、わかりやすさ」だと思うのですが、初めてブログを書く場合にはそれが結構難しかったりします。改行の仕方とかも若干特殊ですし。
どう装飾すれば見やすい記事になるのか、ということを自分の頭で考えても良いのですが、それよりも、自分が良いなと思うブロガーさんの記事を「装飾も含めて」まるまる写経してしまうのが最も手っ取り早い上達法です。
その中で、WordPressの操作も覚えてしまえば、一石二鳥です。
具体的な写経のやり方
さてここでPCを使ってどのようにして写経を行えばいいのか、その具体的な方法をご紹介します。
PCで写経のトレーニングをする方法は主に以下の3つです。
- PCの画面を二分割にし、片側にお手本の文章、もう片方にWordなどのテキストエディタの画面を表示して写経する
- デュアルディスプレイにして、サブディスプレイにお手本を表示、メインの方にテキストエディタの画面を表示して写経する
- 本を広げてそれを見ながらPCのテキストエディタを開き写経する
本記事では、最も現実的(?)な方法である1番の方法について解説します。




画面を二分割にする方法
▲PC画面上で写経を効率よく行うためには、このように画面を二分割にしてやると良いでしょう。
では、画面を二分割にする手順を説明します。(ここではWindowsでのやり方を説明します。Macの方はこちらを参考にしてください)
画面を二分割にする方法
step
1お手本にしたいWebページを開く
step
2windowsキーを押しながら【←】キーまたは【→】を押し画面を片側に寄せる
step
3wordなどテキストエディタの画面を開き、同じ手順でもう片方に寄せる
お手本の文字が小さすぎる場合は【ctrl】キーを押しながら【+】キーを押せば拡大できます。(もしくは【ctrl】キーを押しながらマウスホイールを上へ回せば同じように拡大できます。)
もし、ブログ記事の装飾も丸々写経したい場合は、テキストエディタではなく、WordPressのエディタ画面を表示してやると良いでしょう。

今後も文章を書いていくなら写経は必須
音楽家が既存の楽曲のコピーを当たり前のように行うのと同じように、文章を書く人間も同じように当たり前に写経を続けていくべきだと思います。
世の中の「作品」と呼ばれるもの中に「完全なオリジナル」と言える作品はほとんど存在しません。
どんなにオリジナリティがある、と言われているような作品でも、必ずそれ以前に存在していた誰かしらの影響を受けているものです。
音楽の世界でも、超絶に売れているバンドの曲を聴いたりすると、そのルーツがわかってしまうケースはかなり多いです。
ですから、変に意地を張ってオリジナリティに拘るのではなく、先人の作品を真似て基本を学ぶのが一番の王道なのではないかと思います。
色んな人の文章を写経していき、やがてオリジナルへと昇華させる
さすがに、一人の人だけを真似ているとその人のスタイルに似すぎてしまい、結果的にただの二番煎じになってしまいます。
ですから、もし写経をするのであれば、自分がいいなと思う人を、異なるジャンルから複数人ピックアップして真似ていくのが良いかと思います。
そうすれば、誰かの影響を色濃く感じさせること無く、オリジナルのような印象を与えることができるでしょう。
今の時代では、様々なスタイルを絶妙なバランスで取り入れることができれば、もはやそれはオリジナルと呼んでもいいのではないでしょうか。
写経は基礎体力作りのようなもの
ライターにとっての写経は、スポーツ選手にとっての基礎トレーニングのようなものではないかとも思います。
日課のトレーニングのように、継続的に写経を続けていくことで、自身のライティングスキルの強固な基盤を構築していけるのではないかと。
少なくともわたしは、こうしてブログなどで文章を書き続ける限り、写経は続けていきます。
現時点でのわたしのライティングは完全に初心者レベルで、写経によって感じた主な効果は「ブログ慣れしたこと」と「執筆スピードの向上くらい」です。
ですが、今後エッセイや小説などの写経もどんどん取り入れていき、やがては「ライティングのプロです」と胸を張って言えるようなところまでいければいいなと思っています。
まとめ
今回は、ブログのライティング力アップのための「写経」についてお伝えしました。
これからの時代はどんどん「個」の時代にシフトしていくと思いますが、それだけに、情報発信の基本とも言える「ライティング力」の重要性は益々高まっていくはずです。
もちろん動画や音声コンテンツも重要です。しかし、文字媒体の可能性は無限で、どれだけテクノロジーが発達しようとも、映像や音声では絶対に超えられないものがある、と私は思っています。
最近、個人的にドハマりした小説の映画版を観てがっかりした時に、再びその思いを強くしました。
まだ写経はやったことがない、という方は食わず嫌いせずに試しにやってみてください。
きっと良い効果が出ると思いますよ^_^
最後までお読みいただきましてありがとうございました。